2010年6月21日月曜日

梅雨のような..

このところ札幌でも本州並みの梅雨のような天気が続きます.とにかく蒸し暑い!気持ち悪い!ビール飲みたい!ということで今日のお昼はタイカレーを食べに行ってきました.札幌市営地下鉄南北線の北12条駅の近くにある「スリヨタイ」というお店.ランチタイムはレッドカレーとグリーンカレーが500円.ご飯のボリュームもあり満腹になります.レッドの方はやや赤みがかった白いスープで,チキン,タケノコ,大根(他分からん)が具です.ゆで卵半分が乗ってます.グリーンの方は緑がかった白いスープで,豚肉,タケノコ,大根,カボチャが入ってます.こちらにもゆで卵半分がつきます.結構辛いですが味はまろやか.タケノコと大根をカレーに入れるという,まさに日本とインドのマリエッジやー.で,そのシャキシャキ感が堪りません.写真を掲載できるとよいのですが,携帯をもってませんし,デジカメを持ち歩く習慣もないので,写真撮ってません.店主はちょっと無愛想な感じのする半白髪のおじさんです.こぢんまりした店内の壁は暗褐色で,おそらくはタイの民芸品と思われる木彫りの彫刻などが飾られています.さほどエスニック色は強くありません.
そうそう,ここのカレーのルーにはパクチーが散らしてあります.もうかれこれ15年ほど前にアメリカのコロラド州のボルダーという街に学会で行きました.小さな街ですが,タイ料理の美味しい店があるということで連れて行ってもらいました.パクチーを初めて食べたその衝撃は忘れられません.これは便所虫の味だー!って食べたことはないですが,口から鼻に抜けるニオイはまさに便所虫が敵に襲われた時に発するそれと同じ.何を頼んでもこのパクチーが入っているため,ひたすらビールを飲んでました.それ以来,パクチーなんぞ口にすることはありませんでした.しかし今,こうしてかつてのような拒絶感もなく,意外に平気だね,とパクチーを口にしています.今にして思うと,かつての自分は非常にトゲトゲしていたように思います.石垣作りが趣味のミムラ(ムーミン物語に出てくる種族.ミムラ夫人やミムラ姉さん,ちびのミイがそれ.ちなみにスナフキンには半分ミムラ族の血が流れてます)たちと同じように,自分の周りに心の石垣を作っていたのでしょう.今はそんなものを作る必要を感じなくなり,生きるのがとても楽になったように思います.

2010年6月16日水曜日

定演を終えて

ちゃんとまとまった文章ができないとブログを更新する気にならないので,なんだかんだで2ヶ月も空いてしまった.その間,うちのオケの定期演奏会も終わって来年の定演の曲も決まった.そして新たに参加しているバドミントンサークルで出た大会も終わった.というわけでこの2ヶ月の記録を.
まずは演奏会.今年のメインはドヴォルザークの交響曲第9番「新世界より」.この新世界は大阪ではなくアメリカのこと.3拍子と2拍子が混在するドヴォルザークならではの曲.コントラバスも弾きごたえがあり,終わった後は「やったー!」という感じ.もう一曲もドヴォルザークの交響曲で第7番.この曲は大学院生の時に奈◯女子大のオケの賛助として弾いた.もう15,6年も前だ.難易度は新世界よりも上.やたら高い音への跳躍や高い音からの下降がある.よくこんな難しい曲を当時弾いてたなあと思ったけど,慣れればなんとかなるもの.継続は力なり!練習がすべてです.アンコールはドヴォルザークのスラブ舞曲集第一番.明るくノリのいい曲です.指揮はうちの団員.アマチュアなのでしょうがないのですが,もっとコントラバスに色々要求をしてくれるとよいのですが.来年のメインはシューマンの交響曲第3番「ライン」.奥さんのクララたちからは止めとけ言われたのに頑として譲らなかった5楽章構成.4楽章が全体の中で浮いているが,ベートーヴェンの第6番「田園」を意識した曲だと思われる.全体と各楽章をどのように解釈し,統合するかはなかなか難しい曲かも.ベースはあまり休みがないので結構大変.でも私も一票を投じた好きな曲なので合奏は楽しい.これから一年間,シューマンについていろいろ調べてみよう.
バドミントンの方は職場の部が物足りなくて,以前から誘われていたNoth Nineというところに4月から行っている.名前の由来は北九条小学校(うちの子らの母校)の同窓生が始めたからだそうだ.社会人の2部から3部レベル人たちがメインで,初心者も混じって和気あいあいとやっている.一回ごとに200円払えばよいというシステムも気軽でいい.基礎打ちをした後,くじ引きでダブルスの組を決めて試合.19時15分から21時30分までだが,8時半頃になると疲れてくる人が多くなり,あとは自由に試合となる.ここで上手い人たちに混ぜてもらって試合をするのだけど,これがとても刺激になる.シャトルのスピードも球回しのスピードも断然早く,このスリル感を一度味わってしまうと職場の練習はとても物足りない.なのでまた夜の練習に繰り出すことになる.半ばバドミントン中毒.ま,練習に来てる人たちはみんな中毒だけど.試合の合間におしゃべりする人も増え,名前も徐々に知りつつ,知られつつある.星の王子様に出てくるキツネが言っているように,徐々に徐々に人の輪に入って行くことを実感.でも中には初対面なのにやたらと気さくな人もいれば,まったく心を開こうとしない人もいる.人間って面白いなあ.性格はバドミントンのプレイにも出るので,バドミントンしながら人間観察をするのも楽しい.あ,自分も観察しとかないとね.「敵を知り己を知れば百戦して危うからず」.やっぱりやるからには勝ちたいからね.