2009年5月19日火曜日

正解のない教育

OECDが3年に一度実施する国際的な学力調査PISAにおいて、2000年と2003年ともに総合世界一だった国がフィンランドです。フィンランドにおいて教育を統括している国家教育委員会は「教育の目的は自立した国民を育てること」としています。

フィンランドの教育では子どもたちは「正解」を求められることはありません。たくさんの情報を子どもたち一人一人が、またグループで分類し、規則性や関連性を見つけ出していくという知識を獲得するまでのプロセスが重視されます。

つまりフィンランドの教育は、子どもたち一人一人に依存した相対的なものなのです。置かれている状況が異なればそこでの時間の流れも空間も異なることを前提とした相対性理論のようだと言えるでしょう。

だからフィンランドの教育では子どもたち一人一人が尊重されるです。日本のように「正解」を押し付けられることはないのです。しかしその分子どもたちは大変です。自分で情報を集め、考えなければならないからです。日本のように「正解」を理解するだけではだめなのです。

でも子どもたちにとってどちらが本当に子どもたちのためのことを考えた教育でしょうか?私はフィンランドの教育がとても自然なものだと思います。

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