2009年4月3日金曜日

構造としての対話:メタファー

文字通りの言葉v.s.メタファー(比喩)
  • 言葉は,あるコミュニティで長く使われるうちに「事実と一致する」という価値を獲得する⇒言葉が意味をなすためにはコンテクストが必要
  • ある言葉を別のコンテクストの中に置くのがメタファー
  • 文字通りの言葉かメタファーかは慣習の違いに過ぎない
  • 対話で用いるメタファーの違いにより話者の役割や対話の結果も変わる(cf.「議論=戦争」⇒「議論=ゲームor探検orダンス...」
心のメタファー
  • 精神分析は考古学メタファー←新しい知識を発見する
  • 私たちが認識している「現実」はメタファーに基づいていることに気づくことにより,新たな行為の可能性が広がる
  • 西洋文化における心についての中心的メタファー=「容器」but内と外を切り分けることは不可能
  • 「経験」の二つの性質:受動的v.s.能動的⇒いずれも「心=容器」がベース
  • 心理学における「思考」は統計手法のメタファー⇦科学者が用いる正当化の道具(統計)が理論を作り上げるメタファーや概念に先行する
  • 「感情」=動物メタファー,推進力メタファー,生物学的メタファー⇒病気メタファーetc.

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