2009年5月12日火曜日

歳の話

先日の日曜日は,近所に住んでいる従姉のマンションに夕飯を呼ばれ,家族で行ってきました.奄美大島に住んでいる伯母さんが来ているから宴会しようという企画です.従姉はチビちゃんという大きなパピヨンを飼っていて,子どもたちはチビちゃんを散歩に連れて行ったり,遊んだり(遊ばれたり?)するのが楽しみ.従姉のお兄さん家族も来て,それは賑やかでした.
そんな宴会の報告をなぜか,滅多に連絡しない母にメールをしたところ,翌朝,つまり昨日の朝,母からメールが来て,父のことで奄美のおばちゃんに聞きたいことがあるから至急,従姉の電話番号を教えてくれという.今更出生の秘密か?などとくだらんことを思ったが,昨日は研究費申請の〆切り間際でそんなことはすぐに忘れてた.すると昼頃,従姉からメールがあり,母は昨夜奇怪な行動をとった父について,看護士のおばちゃんに聞いたのだそうだ.
病院の検査によれば,肝性脳症らしい.父はかなり前から肝臓が悪かったのだが,肝臓で解毒されなかった血液が脳に回り,奇怪な行動につながったようだ.肝性脳症は肝不全の度合いによって症状が異なり,父のような初期症状から,最悪は昏睡状態,そして死に至る.初期症状の段階で適切な処置を取る,つまり有毒なアンモニアを発生させるタンパク質,特に動物性タンパク質の摂取を控えるなどが必要だ.とりあえず数日間は入院とのこと.
と思ったら,今朝また母からメールがあり,今日退院するとのこと.ホンマにええんかと思いつつ,これまで何度か倒れながら,そのつど強靭な生命力というより意志力で回復してきた父なので,まあ今回も大丈夫だろうとは思う.しかし,自分がもう40歳間近であり,父もまだ若いとはいえ,60歳も半ば.そろそろきちんと親の老後や死について考えておくべき時かもしれない.

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